~卵巣がん~ 女性疾病特約
生命保険には「特定の疾病の治療に備えるための特約」があります。
「女性疾病特約」はそんな特約のうちの1つです。
これは、女性特有の病気やがんなど所定の病気で入院した時に入院給付金が受け取れるものです。
女性特有の病気などで所定の手術をしたとき、手術給付金が受け取れる場合もあります。
女性疾病とは、乳がん・子宮がんなど、保険会社が定めるものを指します。
アフラックの女性疾病特約の場合、女性特定疾病で入院した場合に保障が上乗せされます。
アフラックにおける女性特定疾病とは、卵巣がん・乳がん・子宮筋腫・子宮がんなどが対象となりますが、乳房にできた皮膚がんは対象にはなりません。
この他、対象となるのは、流産・妊娠中毒症・子宮外妊娠など妊娠や出産における合併症や、子宮内膜症・乳腺症・チョコレート嚢胞など乳房や女性性器の疾患や障害、卵巣機能障害、関節リウマチなどが対象となっています。
ただし、乳房の皮膚の炎症や若年性関節リウマチは対象ではありません。
このように卵巣がんなど女性特有の病気に対する保障が手厚い一方で、保障の対象でない疾病もあることに注意が必要です。
また、保障が適用されるのは、責任開始日を含め3ヵ月を過ぎた翌日以降の発症であるなど、しっかり把握しておかなければならない条項を説明や約款で確認しておかなければなりません。
女性に特有な病気であれば、すべて保障されるというわけではないことを知っておきましょう。
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卵巣がんの症状について述べていきます。
初期にはほとんど症状がないため、卵巣がんの2/3は転移してから発覚するのが普通です。
卵巣がんは、転移しやすいタイプと転移しにくいタイプがあり、転移しにくいタイプは、腫瘍が小さいうちは子宮の定期健診などで発見されたりします。
やがて腫瘍が大きくなるにつれ、下腹部のしこりや圧迫感、膀胱圧迫による頻尿などの症状が出てきます。
そういった異常に気付いてエコー(超音波)検査を受け、卵巣がんの早期発見につながることがあります。
転移しやすいタイプの場合は、まだ卵巣内であまり大きくならないうちでも転移してしまいます。
腹水でおなかが膨れ、胸水の影響で息切れするなど、転移によって起こる症状が出て初めて異変に気づくことが多いです。
卵巣がんの転移の中でも一番多いのは、腹膜播種(ふくまくはしゅ)です。
がん細胞が、卵巣の表面から腹膜にかけて広がります。
腹膜播種は卵巣付近に限らず、卵巣から一番遠い腹膜の横隔膜にまでよく見られます。
がんが横隔膜から胸腔内に広がると胸水がたまり、リンパ節に転移すると腹部大動脈の周りのリンパ節や骨盤内のリンパ節が腫れ、次第に胸や首のリンパ節へも広がるケースがみられます。
転移しないタイプの卵巣がんは手術だけで治療できる一方、転移するタイプの場合には手術と併行して化学治療も必要になります。
診察やエコーで腫瘍が見つかっても、まだその時点では良性・悪性かは判断できず、画像診断や腫瘍マーカーを用いて判断されます。
画像診断の際にはエコー検査、MRI、CTなどが行われます。
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