確定申告

かつてないほどの不景気の影響でリストラにあい、会社を突然辞めることになった人も多いのではないかと思います。

会社に残れるよう対策を取る間もなく、またそんな猶予も与えられずに退職を了承せざるをなかった、という人もいるのではないでしょうか。

リストラがそんなに珍しくないことは異常な事態なのですが、たまたまそんな時代に生きていたタイミングが悪かったとしか言いようがありません。

どう対策をとっても退職することになってしまったのなら、この際開き直ってもらえるものをもらって損をしないように努めましょう。

退職金や失業給付金などを不足なく受け取ることはもちろんのこと、払い過ぎた税金も返してもらいましょう。

会社に勤めている間は所得税が毎月の給料から天引きされていたと思いますが、それはその人が1年間に得ると予測されるおおよその所得をもとに計算されています。

そのため、会社を辞めて年末までに働いていない場合は想定された年収に満たないわけですから、税金を払いすぎていることになります。

こうした場合は確定申告をして余分に引かれていた税金を取り戻しましょう。

失業給付金を受けている間でも、失業給付は所得とみなされないので、年収が少なければ丸っと還付されることもあります。

確定申告の手続きは、税務署で所定の用紙をもらって記入、申告期間に提出すればOKです。

もし年内に再就職が決まって新たな会社に勤めている場合には、退職時に前の会社から受け取った源泉徴収票を提出すれば、新しい会社でまとめて年末調整してくれます。

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リストラを前向きに考える

最近は「不景気」「リストラ」と、暗いニュースが目に付くことが多いですね。

大企業であっても「就職さえ叶えば定年まで安心」とは限りません。

派遣社員のリストラが話題になっていますが、正社員の解雇も珍しくありません。

ニュースの映像で「来週から来なくていいと言われた」とコメントするサラリーマンの姿を見ると、明日は我が身と背筋が寒い思いがする人も多いでしょう。

そして国も会社も具体的な救済対策を示して私たちを安心させてくれるには至っていません。

かくなる上は自分で我が身を守るための対策はないのでしょうか。

しかし悲しいかな、会社都合で退職を迫られるケースですと泣き寝入りして了解せざる得ない場合がほとんどのようです。

不況のせい、会社のせいと嘆いても、何かが見いだせるわけではありません。

リストラの不運を恨む気持ちを引きづり続けた心境では、転職のための採用試験でも好印象を与えることが難しいでしょう。

新卒の学生でさえ、内定取り消しで問題になっている昨今、中高年の再就職がいかに困難なかは皆が理解しているはず。

気持ちを切り替えない限り、前向きに進み始めた人達に出遅れて就職先をどんどん先取られてしまいます。

会社都合のリストラであっても「人生の新しいページを開くために自分の意思で転職したのだ」と踏ん切りをつけられるほどのタフな精神力でもって就職活動にあたってください。

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