自分の仕事史

会社が合わなくて自分から辞めた人も、リストラによって会社を辞めさせられた人も、次の就職先を探す上で避けて通れないのが採用試験、面接です。

そんな再就職の採用試験対策として、自分の「仕事史」を作成してみる、ということがあります。

新卒の社会人と違って、転職者にはそれまでの職務経歴があります。

採用する側の企業にとって、その人が以前にどんな会社にいて、どんな仕事をして、どんな実績を上げてきたのか、という経歴はもっとも関心を持つところです。

リストラによって転職せざるを得なくなった人にとっても、前の会社での経歴は大切なポイントとなります。

ぜひとも採用してもらいたい会社の面接で自分の職務経歴を上手くアピールできるためには、自分の仕事史を作成して細かくチェックし、相手が関心を持ってくれるようにまとめる作業が必要です。

面接対策としての自分の仕事史は、他人に見せるものではないので決まった書式もありませんし、パソコンで作ってももちろん手書きでも大丈夫です。

社会人になってからの仕事を振り返り、いつ、どこで、何をして、その結果どうなったのか、を書き込んでいきます。

「いつ」は年月を、「どこで」は会社名・部署名を、「何をして」は仕事の内容や取引先を、「その結果どうなったか」は実績を、具体的に書いておきます。

特にアピールしたい実績は数字で記しておくとよいでしょう。

加えて、その時その時に学んだことや感じたことなどの感想を書き込んでおけば、面接対策としてはより使える資料となるでしょう。

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リストラを前向きに考える

最近は「不景気」「リストラ」と、暗いニュースが目に付くことが多いですね。

大企業であっても「就職さえ叶えば定年まで安心」とは限りません。

派遣社員のリストラが話題になっていますが、正社員の解雇も珍しくありません。

ニュースの映像で「来週から来なくていいと言われた」とコメントするサラリーマンの姿を見ると、明日は我が身と背筋が寒い思いがする人も多いでしょう。

そして国も会社も具体的な救済対策を示して私たちを安心させてくれるには至っていません。

かくなる上は自分で我が身を守るための対策はないのでしょうか。

しかし悲しいかな、会社都合で退職を迫られるケースですと泣き寝入りして了解せざる得ない場合がほとんどのようです。

不況のせい、会社のせいと嘆いても、何かが見いだせるわけではありません。

リストラの不運を恨む気持ちを引きづり続けた心境では、転職のための採用試験でも好印象を与えることが難しいでしょう。

新卒の学生でさえ、内定取り消しで問題になっている昨今、中高年の再就職がいかに困難なかは皆が理解しているはず。

気持ちを切り替えない限り、前向きに進み始めた人達に出遅れて就職先をどんどん先取られてしまいます。

会社都合のリストラであっても「人生の新しいページを開くために自分の意思で転職したのだ」と踏ん切りをつけられるほどのタフな精神力でもって就職活動にあたってください。

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