資格取得について

就職にも転職にも資格を持っていた方が有利と考え、就職対策としていろいろな資格試験に挑戦する人がいます。

知識も考え方も広がり、また資格を取ることで自分に自信も持てるようになるでしょう。

この不景気のあおりで会社をリストラされた人が、再就職活動のかたわら資格勉強に励んでいる話もよく聞きます。

また、会社に籍がありリストラの話も出てはいないが、会社の先行きを不安に感じて自ら転職をするつもりで資格取得を目指している人もいます。

さて、実際に資格を取得することが再就職や起業にどれくらい有利に働くのでしょうか。

まず理解しておかなくてはいけないのは、医師や弁護士、公認会計士などの国家試験以外の資格は、自分が勉強をする機会を得るためのものであって、それで生計を立てていける性質のものではないということです。

いろいろな資格があり、専門的な知識があると認められるものもありますが、比較的簡単に取得できる資格が、よい収入を得るための有利な条件となるわけもありません。

結局のところ、資格があれば食べていけるのではなく、自分の力で食べていくしかないのです。

しかし退職後にやりたい仕事が明確で、そのために必要な資格であるというならこの限りではありません。

自分の進みたい職種に向かい、到達するための手段として資格取得があることが大切です。

資格マニアと呼ばれ趣味のようにいろいろな資格をとっていくことは、再就職に向けての意味のある対策とはなかなか言い難いでしょう。

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リストラを前向きに考える

最近は「不景気」「リストラ」と、暗いニュースが目に付くことが多いですね。

大企業であっても「就職さえ叶えば定年まで安心」とは限りません。

派遣社員のリストラが話題になっていますが、正社員の解雇も珍しくありません。

ニュースの映像で「来週から来なくていいと言われた」とコメントするサラリーマンの姿を見ると、明日は我が身と背筋が寒い思いがする人も多いでしょう。

そして国も会社も具体的な救済対策を示して私たちを安心させてくれるには至っていません。

かくなる上は自分で我が身を守るための対策はないのでしょうか。

しかし悲しいかな、会社都合で退職を迫られるケースですと泣き寝入りして了解せざる得ない場合がほとんどのようです。

不況のせい、会社のせいと嘆いても、何かが見いだせるわけではありません。

リストラの不運を恨む気持ちを引きづり続けた心境では、転職のための採用試験でも好印象を与えることが難しいでしょう。

新卒の学生でさえ、内定取り消しで問題になっている昨今、中高年の再就職がいかに困難なかは皆が理解しているはず。

気持ちを切り替えない限り、前向きに進み始めた人達に出遅れて就職先をどんどん先取られてしまいます。

会社都合のリストラであっても「人生の新しいページを開くために自分の意思で転職したのだ」と踏ん切りをつけられるほどのタフな精神力でもって就職活動にあたってください。

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