最終的なリストラ対策

円満なリストラ退職などあり得ないと思う人がほとんどでしょう。

強靭な精神力を持ち、かつ経済的にも余裕がある人ならリストラをばねによりよい人生を歩むことも容易にできるかもしれません。

しかし多くの場合、リストラはいわば従業員と会社との喧嘩みたいなものになります。

ただの喧嘩ではなく、相手は会社という百戦錬磨のプロで手ごわい存在です。

このリストラという喧嘩でことを有利に運ぶための対策として、相談機関や労働組合などよき参謀を持つことが不可欠となります。

しかし第三者機関に相談して何とかしてもらおうと言う前に、会社の就業規則くらいは目を通しておきましょう。

また労働基準法の基礎的な知識だけでも頭に入れておくと、会社からあの手この手で仕掛けられる退職を促す攻撃への対策としても役立ちます。

あまりことを荒立てたくないと思いながらも会社との話し合いが決裂してしまった場合、裁判で決着をつけるしかないというケースも出てきます。

そんな最終的な段階で重要な役割を果たすのが、形ある証拠です。

普段から気付いたこと、気になったことはメモに取る習慣をつけましょう。

関連会社への出向や部署の配置転換などを命じられたときも理由を書面で表してもらったり、タイムカード、日報などはコピーをとっておきます。

会社とのやり取りは携帯用のテープレコーダーを使ってすべて録音しておくことも大切です。

隠し撮りができるレコーダーがよいでしょう。

会社はいつでも紳士的な対応をしてくれるとは限らず、それまで会社に尽くしてきた従業員にひどい仕打ちを仕掛けてくることもあり得ます。

いざというときに負けないために、備えあれば憂いなしです。

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リストラを前向きに考える

最近は「不景気」「リストラ」と、暗いニュースが目に付くことが多いですね。

大企業であっても「就職さえ叶えば定年まで安心」とは限りません。

派遣社員のリストラが話題になっていますが、正社員の解雇も珍しくありません。

ニュースの映像で「来週から来なくていいと言われた」とコメントするサラリーマンの姿を見ると、明日は我が身と背筋が寒い思いがする人も多いでしょう。

そして国も会社も具体的な救済対策を示して私たちを安心させてくれるには至っていません。

かくなる上は自分で我が身を守るための対策はないのでしょうか。

しかし悲しいかな、会社都合で退職を迫られるケースですと泣き寝入りして了解せざる得ない場合がほとんどのようです。

不況のせい、会社のせいと嘆いても、何かが見いだせるわけではありません。

リストラの不運を恨む気持ちを引きづり続けた心境では、転職のための採用試験でも好印象を与えることが難しいでしょう。

新卒の学生でさえ、内定取り消しで問題になっている昨今、中高年の再就職がいかに困難なかは皆が理解しているはず。

気持ちを切り替えない限り、前向きに進み始めた人達に出遅れて就職先をどんどん先取られてしまいます。

会社都合のリストラであっても「人生の新しいページを開くために自分の意思で転職したのだ」と踏ん切りをつけられるほどのタフな精神力でもって就職活動にあたってください。

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