~卵巣がん~ 生命保険の様々な特約
保険の主契約に特約を付加することにより、主契約の保障内容を充実させる役割を担うのが「特約」です。
生命保険会社によって、特約の付加条件は異なります。
また、名称が同じ特約であっても生命保険会社によって保障内容・給付条件など異なる場合があるので、説明をしっかり受け、約款の確認を怠ってはいけません。
生命保険の主な特約を機能の違いによって分類すると、一定期間の死亡保障を厚くする特約、不慮の事故による死亡事故や障害に備える特約、入院・手術・通院など治療全般に備えるための特約、所定の介護状態に備える特約、特定の疾病や損傷の治療に備えるための特約、リビング・ニーズ特約などがあります。
リビング・ニーズ特約は、卵巣がんなど原因にかかわらず余命が6ヶ月以内と医師に判断された場合、死亡保険金の一部もしくは全部が生前に受け取れるもので、この特約の保険料は必要ありません。
一定期間の死亡保障を厚くする特約とは、定期保険特約、家族定期保険特約、収入保障特約、生存給付金付定期保険特約、特定疾病保障特約などです。
入院・手術・通院など治療全般に備えるための特約とは、疾病入院特約、災害入院特約、短期入院特約、長期入院特約、通院特約、疾病(災害)退院後療養特約などです。
特定の疾病や損傷の治療に備えるための特約には、成人病(生活習慣病)入院特約、卵巣がんなど女性特有の疾病を保障する女性疾病入院特約、がん特約、特定損傷特約、重度慢性疾患保障特約、先進医療特約などがあります。
これらの特約は、取り扱っていない会社もあるので必ずどのような特約があるのかを確認する必要があります。
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卵巣がんの症状について述べていきます。
初期にはほとんど症状がないため、卵巣がんの2/3は転移してから発覚するのが普通です。
卵巣がんは、転移しやすいタイプと転移しにくいタイプがあり、転移しにくいタイプは、腫瘍が小さいうちは子宮の定期健診などで発見されたりします。
やがて腫瘍が大きくなるにつれ、下腹部のしこりや圧迫感、膀胱圧迫による頻尿などの症状が出てきます。
そういった異常に気付いてエコー(超音波)検査を受け、卵巣がんの早期発見につながることがあります。
転移しやすいタイプの場合は、まだ卵巣内であまり大きくならないうちでも転移してしまいます。
腹水でおなかが膨れ、胸水の影響で息切れするなど、転移によって起こる症状が出て初めて異変に気づくことが多いです。
卵巣がんの転移の中でも一番多いのは、腹膜播種(ふくまくはしゅ)です。
がん細胞が、卵巣の表面から腹膜にかけて広がります。
腹膜播種は卵巣付近に限らず、卵巣から一番遠い腹膜の横隔膜にまでよく見られます。
がんが横隔膜から胸腔内に広がると胸水がたまり、リンパ節に転移すると腹部大動脈の周りのリンパ節や骨盤内のリンパ節が腫れ、次第に胸や首のリンパ節へも広がるケースがみられます。
転移しないタイプの卵巣がんは手術だけで治療できる一方、転移するタイプの場合には手術と併行して化学治療も必要になります。
診察やエコーで腫瘍が見つかっても、まだその時点では良性・悪性かは判断できず、画像診断や腫瘍マーカーを用いて判断されます。
画像診断の際にはエコー検査、MRI、CTなどが行われます。
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